不妊治療のやめどきが分からない。リミットや年齢制限はあるの?
高齢で不妊治療中だけど何歳まで妊娠できるの?
心も体もお金もツライ。不妊治療いつまで頑張ろう・・・
不妊治療に取り組む人にとって、治療のやめどきを判断するのは難しいことです。
赤ちゃんが欲しい!でもこの年齢だと妊娠は難しそう・・・。
心も体もお金も削られていく中で、不妊治療はいつまで頑張ればいいでしょうか。
今回は、そのような悩みについて考えていきたいと思います。

本当に赤ちゃんが欲しいから、できるなら年齢であきらめたくなんかないけどね・・・
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妊娠のリミットや年齢制限を考えよう│高齢不妊の研究

まずは高齢不妊についての研究を見てみましょう。妊娠できるリミットや年齢制限はあるんだろうか。
参照:日本生殖医学会誌/高知大産科婦人科
近年は初婚年齢が高齢化していることもあり、
妊娠する年齢もそれにともなって高齢化が進んでいます。
では年齢と不妊症との関連は、どのようなものでしょうか。
5年以内に子どもが欲しいと希望した女性171例を対象とした研究です。
年齢別に背景や不妊治療成績を考慮し、
妊娠後の様子を自然妊娠の例と比較検討されました。
年齢別の区分は下記のとおりです。
A:30歳未満(35例/20.5%)
B:30~34歳(66例/37.5%)
C:35~37歳(32例/18.7%)
D:38~39歳(20例/11.7%)
E:40~42歳(18例/10.5%)
F:43歳~(0例)

この研究では30代前半の人が多いね。みんなこのぐらいの年齢で不妊を疑って通院し始めるんだろうなあ。

逆に43歳以上の対象者はいないのね。一般社会でも43歳以上で不妊治療に取り組む人は、少ないということかも。
上記のグループを比較した際、研究開始時点での不妊期間は以下のとおりでした。
A:30歳未満(21.7ヶ月)
B:30~34歳(38.8ヶ月)
C:35~37歳(62.7ヶ月)
D:38~39歳(43.9ヶ月)
E:40~42歳(30.6ヶ月)

C:35~37歳のグループで特に不妊期間が長いよ。(62.7ヶ月)ってことは、つまり約5年もの不妊期間を経て、この研究に参加したんだね。
続いて、体外受精や顕微授精等の治療を用いた妊娠率の比較です。
グループごとに、結果は以下のようになりました。
A:30歳未満(77.8%)
B:30~34歳(50.0%)
C:35~37歳(25.0%)
D:38~39歳(60.0%)
E:40~42歳(12.5%)

かぁ~!やっぱり A:30歳未満(77.8%)がダントツで妊娠率高いね!こんなに違うのかぁ~・・・。

基本的には年齢が上がるにつれて妊娠率は低くなるけど、C:35~37歳で治療成績が良くなかったのは、協力してくれた人たちの不妊期間が長かったことが要因の1つと考えられるみたい。

ザックリ言うと、30代では約半数の人が高度生殖医療技術によって妊娠できるわけか。逆に言うと不妊治療に取り組んでも2人に1人は妊娠が難しい・・・

私たちも30代だけど、この年齢層の人が、より早期に治療を開始することが妊娠率を高めるキーポイントになってくるかもね。

いや~、でも20代の頃なんて、「不妊治療」って自分とは無縁のものだと思ってたよな~。20代だと、まだ結婚してない人も多いし。

現実は厳しいけど、40歳以上では治療成績がかなり落ちているね。40歳以上での不妊治療が、いかに難しいのかというのが、この研究からも明らかだね。
40歳以上で「子どもがほしい!」と思った場合、妊娠は不可能ではありませんが、
可能性は非常に低く、妊娠はかなり難しいということを覚えておきましょう。
妊娠率(12.5%)ですから、妊娠を希望しても、おおよそ10人に1人しか
妊娠できないということになります。目安としては43歳が妊娠できるリミット
と言われており、各種助成金の年齢制限にもなっています。
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不妊治療のやめどき│先輩たちはなぜ治療をやめたのか
不妊治療のやめどきを判断するのは非常に難しいことです。
「もう少し頑張れば妊娠できるんじゃないか、赤ちゃんができるんじゃないか」
そんなふうに思う人も多いはずです。
それでも治療を断念した先輩たちは、いったいどういう理由でツライ決断を
したのでしょうか。

SNSから、いろんな意見を拾ってみたよ。

不妊治療をはじめてから10年経ったので、ひとつの区切りがついたと思った。

これ以上続けても成功するイメージが持てなくなってきて、もう限界かなと思った。

治療とお金がつらくてお休みしていた時期があったのですが、その期間、心も体もリラックスしている自分に気付いて、もういいかなと思えた。

夫の転勤を機に、ふんぎりが付いた。

仕事に復帰したことで、出産や育児以外に自分の拠り所を見つけられた気がした。

金銭的に、これ以上続けられませんでした。

世間で、しつけをしない親・子どもオンリーになる親を見て「あっち側にはなりたくない」と思ったから。

2回目に流産したとき、(不妊治療して無理やりつくって流産して。何してんだよ私。)って思ってやめました。

10年不妊治療しましたが、更年期がきたのでやめました。

30歳から始めたのですが授からず、40歳という年齢の節目を機にやめました。

ステップアップの末、3回目の顕微授精まで取り組みましたが、それでもうまくいかず、「もう治療はやめよう」と決断しました。

これ以上治療を続けても結果が出なかったとき、30代の全てを治療に捧げて何も残らなかったら、自分はきっと後悔してしまうと思いました。

私は薬の副作用が恐いから不妊治療をやめた。薬が合わなくて吐いちゃうから苦しい。よくない感じ。

顕微授精を数回試みました。肉体的な痛みよりも、「何度やっても妊娠できない」という精神的な苦痛に耐えられず断念しました。金銭的な負担も大きかった。

30代は不妊治療中心の生活だったため、生活費以外のお金は高額な不妊治療費に消えていきました。これ以上続けるより夫婦二人の時間を最優先にしようと思い、41歳で断念しました。

体外受精で一回に数十万円かかります。3回目の体外が終わって4回目の費用捻出のため節約をしていた際、「もうこれで最後にしよう」と不意に思いました。

不妊治療をやめる理由は本当に人それぞれ。「これっ!」っていう大きな理由でやめるというより、いろいろな理由が積み重なって断念するという感じかもしれないね。
それでもやっぱり赤ちゃんがほしい!
では、40歳以上の人は妊娠を諦めるしかないのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
先の治療例で言えば、40歳以上であっても12.5%の人は妊娠している
という事実があります。
金銭的・精神的・肉体的に無理!! ・・・という状況にないのであれば、
自分が妊娠を希望する限り、挑戦する価値は十分にあります。

やっぱり赤ちゃんをあきらめられない! という人は、今後どういうことに取り組んでいけばいいだろうか。
今後取り組むべき5つのこと

その中でも、「サプリなどを取り入れて体質改善をはかる」のはすぐに取り組めるし、妊娠できた先輩たちもいるからおすすめよ♪
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